The Poetical Critique
2010年9月29日水曜日
『三つの宝』/ 芥川竜之介(1922)
芥川の作品は全部読んだ。
寓話めいた話が多い彼の作品の中でも、この『三つの宝』ほど、彼が追い求めていた理想が究極に詰め込まれた作品はないだろう。
「我我はもう目がさめた以上、御伽噺の中の国には、住んでゐる訣には行きません。我我の前には霧の奥から、もつと広い世界が浮んで来ます。我我はこの薔薇と噴水との世界から、一しよにその世界へ出て行きませう。」
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