2010年9月29日水曜日

『雨月物語』/上田秋成(1776) 


 『古事記』・『日本書紀』の時代より、日本文学は、この国の自然、風土、人々の生活とそれらを取り巻く幻想と神秘の世界を描き続けてきた。
 永遠にして崇高たるその幽玄の領域を旅するとき、読者は、そこが物語の世界なのではなく、いま私たちがいる現実であることを知る。

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